以前「英語がうまい人は難しい表現を知っている人ではなく、○○できる人!」の中で、英語ができる人はシンプルな表現ができる人とお伝えしました。
シンプルな表現が出来ることには、2つのメリットがあります。
1つは、単語や文法を勉強する手間が省けることです。
もちろん単語や文法の知識が多いに越したことはないですが、正直言って中学で習う内容でほとんどの会話は成立するので、無理に覚える必要はないです。
そもそも単語も文法もそうですが、全てを使いこなすのは不可能です。
例えば、受験で覚えた英単語を普段どれほど使いこなせていますか?
ほとんど使えていないはずです。
読んでわかるのと話すのでは全く別の次元なのです。
そのため、まずはシンプルな単語や表現を使って会話ができるようになるまで、難しいことは言わなくて問題ないです。
2つ目は、非英語圏の人たちとの会話が簡単になることです。
これはどういうことかというと、難しい表現を使った場合ネイティブスピーカーは理解できたとしても、非英語圏の人たちには通じない可能性があるのです。
例えば、
I bought a watch on impulse yesterday.
(私は昨日、時計を衝動買いした。)
と言ったときに、ネイティブスピーカーであれば当然知っているon impulse(衝動的に)という表現を、非英語圏の人が知らない可能性があります。
そのときに、on impulseを押し通すのではなく、別のシンプルな言い方をしてあげた方が親切です。
例えば、
I didn’t plan to buy anything, but I bought a watch yesterday.
のような言い方をすれば(少し長いですが)、シンプルな表現しか使っていないので、非英語圏の人にも通じることができます。
結局、英語はコミュニケーションツールでしかないので、話し相手に合わせて表現や話す内容を変えていくべきなのです。
是非、意識してみてください!