これまで述べ100人以上の方を指導してきて気がついたことがあります。
それは、文法の知識がある人の方が英会話の成長が圧倒的に早いことです。
逆に文法の知識がない人は、何度も同じ間違いを繰り返してしまい、なかなか成長することができません。
ただ文法が必要かどうかって、実は英会話スクールの中でも議論が分かれる部分です。
文法否定派の意見①
文法不必要派の方の意見で多いのが、「英語のネイティブスピーカーだって、文法を勉強していないけど英語を話せてますよね。」というもの。
これは一見正しく聞こえますが、ある前提条件を満たした場合の話です。
その前提条件とは、その国で長期間生活をしていることです。
例えばアメリカで生まれ育った人は毎日のように大量の英語を浴びて、生活しています。
だから文法を勉強しなくても英語が話せます。
これは日本語も同じですよね。
しかし、英語圏で生活しないで英語を身につけるとなると、話は別です。
英語に常に触れて、自然に英語を身につけていくいうアプローチが取れません。
そのため、別のアプローチが必要になります。
そしてそのアプローチの1つが、文法をしっかりと学んでいくことになります。
文法否定派の意見②
また、別の文法否定派の意見としてあるのが、「単語だけ並べれば通じますよね。」というもの。
しかし、そう言った方と実際に話してみると、正直何と言っているかわからない場合がとても多いです。
僕に通じないということは、間違いなくネイティブにも通じません。
どの程度の文法が必要か?
では、文法が必要となった時にどの程度の文法が必要だと思いますか?
実は中学の文法で十分です。
中学文法の知識があれば、会話に困ることはまずありません。
実際、僕も普段の会話の中で、ほとんど難しい表現を使っていません。
文法を覚えた方がいいと言うと、あなたはもしかして抵抗感を感じるかもしれません。
その原因は学校で習った文法用語だと思います。
例えば、関係代名詞や動名詞など難しい言葉がたくさんありますが、こういった用語を覚える必要はありません。
僕もお固い感じの文法書を読むと、知らない言葉だらけです(笑)
でも、英語は問題なく話せています。
まとめ:英語は基本が大切!
英語に限らず、何事も基本が大事です。
スポーツの世界でも結果を残している人は間違いなく、基本がしっかりとしている人です。
昔、ジダンというフランス出身のサッカー選手がいました。
彼は当時世界一の選手と言われ、華麗なプレイで世界中のファンを魅了していましたが、彼が華麗なプレイができたのは、しっかりとした基本があったからです。
まずはしっかりと基本を身につけましょう。
遠回りに聞こえますが、結局はそれが一番の近道になります。