先日、面白い記事を発見しました。
日本の学生はなんで勉強しないの? 大学についてのモヤモヤを同志社大准教授・ビリー先生に聞いてみた
http://takuminosaka.com/education/interview-billy-professor
同志社大学に通う現役の大学生が、同大学の准教授にインタビューをしながら、日本の大学生が勉強しない理由を掘り下げていくという内容です。
この記事を読みながら、僕自身もかつてイギリスの大学院に行った時に、「日本の大学生ヤバイな。」という問題意識を強く持ったことを思い出しました。
主体性の違い
この記事の中でも、日本の大学生の問題点として受け身になっていることが挙げられていますが、同じことをイギリス留学の際に激しく感じました。
留学先には世界中の様々な国から学生が来ていましたが、欧米、中東、それとインドの方はとにかく主体性が高く、質問をよくするし、ディベートでも積極的に発言していて驚かされました。
日本の学生とはエネルギーが違いすぎましたね。
システムの問題
あと記事に書かれていたのは、大学のシステムの問題です。
その1つは教授が忙しく授業の準備ができないことのようです。
確かに日本の教授って教科書やレジュメを読んでいるだけの方が多いですよね。
結果的に、学生が「授業を受けても意味がない」と判断し、やる気をなくすというサイクルになっているような気がします。
一方で、イギリスでは教授の情熱に驚かされました。
もちろん全員がいい教授ばかりではなかったですが、生徒に対して全力で向き合ってくれる、熱い教授が多かった記憶があります。
授業中に生徒と教授がバチバチやりあっていた(議論をしていた)という事も、よく起こっていました。
日本が世界と戦うには?
僕がイギリスに留学をした時に感じたのは、確かに海外の学生はエネルギーは凄いけど能力が高い人ばかりではなかったことです。
意見はたくさん発言するけど、的外れな意見を言っている人も結構たくさんいました。
この経験から、僕は日本人の能力は世界でも通用すると思いました。
ただ、そのためには普段から議論やプレゼンをするような教育に切り替えていくことが大切だと思います。
なぜなら、海外の人たちと交渉や会議をするときに、どうしても日本人の控えめな性格が悪影響を及ぼしていると思うからです。
なかなかハードルは高いと思いますが、ちょっとずつ大学の教育が変わってほしいと思います。